スプリネックス
スプリンクラーは長年使われている消火設備ですが…
大量の水による２時災害の拡大
地震による配管破損時の水損（東日本大震災の教訓）
火災の消火は確実に行われますが、一度ポンプが作動するとポンプを停止するかポンプ直近のバルブを閉めない限り、大量の水がスプリンクラーヘッドから出続けます。※ノズル１個で２０分放水した場合2400リットルの水
→火災発生階の階下へ水が溢れ、広範囲に水害を引起こす。
→高齢者に大量の水が降り注ぎ体温が奪われる危険
全館配管径８０〜１００φの金属管を配管する配管工事が必要となります
→天井内に収まらず、天井解体もしくは、天井ボード下に配管
→患者様の院内・入院室からの長期間の移動が必要
廊下に太い配管がむき出し
ベッド上まで配管
配管の影で明るさも低下
【延床面積1,000㎡以上の場合】スプリンクラー設備の設置※図１
また、【ポンプ質・水槽・自家発電設備設置】が必要となります。
屋外型ステンレパネル水槽・ポンプ質を新たに設置する。（サイズ：5m×4m×H2m程度）※図２、３
→駐車場で車３・４台分のスペースを潰すことになる
そんな性能・コスパ・スペースのお悩み解決！
これまでの自動消火設備はスプリンクラーに限られていましたが、
これからは選べる時代に！
スプリンクラーと同等以上の性能をもつ消火設備
「スプリネックス」でもしもの時の安全性確保!!
最小のリスクでより早く、より確実な消化を実現する、
福祉施設に最適な消火設備を御案内します！
スプリネックスはこの火災を教訓に、考案・開発された消火設備です。既存施設にスプリンクラー設備を設置する為のポンプ室、消火水槽、非常電源設備、大口径配管スペース等の確保が困難なため「パッケージ型自動消火設備の性能及び設置の基準について」（昭和６３年９月２２日 消防予台１３６号）が示され、設置工事が容易なスプリネックスを病院等に設置することが認められました。
その後スプリネックスは、その施工性や奏功業績が認められ、現在、次に示すように消防法令で位置づけられています。
消防法令の位置付け
①スプリンクラー設備の代替設備
②施工令別表第一（５）項及び（６）項並びに（１６）項の（⑤）及び（⑥）項用途部分が対象。
③新築、既設を問わない。
④延べ面積が10,000㎡の建築物まで設置可能
⑤日本消防検定協会の認定評価品です。
スプリネックスの3つの特徴
数々のデータが「スプリネックス」の高性能を実証。その消火性能はもちろん、信頼性・安全性・などあらゆる面でスプリンクラー設備を超えています。
３６５日２４時間、初期消火をより安全に行う高機能パッケージが、万一の際に皆様を守ります。
安全な消火薬剤による消火活動で「水害」が最小限に！
「水」ではなく、「薬剤」で消火※第三種浸潤剤入り水 水の約４倍の消化能力 再燃防止効果
水の４倍の消火性能で、優れた非再燃性
消火薬剤は、鑑定基準に適合し消火性能は水の約４倍。冷却効果・浸透性・再燃防止効果にも優れ（２０分以上持続）、スプリンクラーに代わる同等以上の消火性能を条件とする厳しい鑑定試験に合格しています。
大量の水を使うのではなく、わずか２１６リットルの少量で無害の消火薬剤を使用するので、放射により室内が水びたしになる２次災害の心配がなく安心です。
スプリンクラーの場合
大量の水槽の水（12.8㎡以上／高感度型ヘッドの場合）を長時間放出して消火するシステム。火災通報により消防車が火災現場に到着する時間が約１５分とされているため、その間、放射を続け延焼拡大を防げるよう放射時間が２０分以上に設定されています。
火災発生階下へ水が溢れ、広範囲に水害を引き起こす。
自力避難できない入居者が、冷水を浴び続ける危険がある。
さらに・・・
誤放射の発生率低減 AND回路 誤作動防止
感知方式の異なる２種類の両方が火災を感知して初めて本体が作動するシステムなので、誤放射の発生率が極めて低くなります。感知器の一方が感知した際にブザーで火災発生を知らせます。
スプリンクラーの場合
ヘッドの感熱部分を火災の熱が溶かすまで時間がかかり、火災感知の鈍さがある一方、誤放射の発生率は低い。
地震に強く、凍結の心配不要 優れた耐震性
消火薬剤は本体に貯蔵され配管部分は常に空の状態なので、腐敗や地震による液漏れ・凍結の心配がありません。
▼東北の震災を乗り越え、耐震性を実証しています。
※配管破損の報告が１件あったが、水害なく、復旧も容易でした。
※乾式配管のため破損による放射なし（配管が平常時は空で火災検知時のみ放射）ヘッド部は柔軟な銅管のため天井は損なし
東日本大震災における消火設備の被害状況調査結果《日本消火装置工業会 2011.8.25 日本火災学会》
| 屋内 消火栓 |
SP | SPN | 泡消火 | 水噴霧 | 屋外 消火栓 |
連結 送水管 |
ガス系 消火 |
合計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 東北 | ４ | 63 | 0 | 26 | 3 | 8 | 1 | 16 | 121 |
| 関東 | 1 | 59 | 1 | 22 | 0 | 1 | 0 | 6 | 90 |
スプリンクラーの場合
初期火災の間に完全消火を行ない、水害を防止！
感知・消火のスピードが速い！ 感知スピード 消火スピード
自動火災報知設備様感知器の使用で火災の感知スピードが速く、火災場所で１系統の放出口が一斉に消火薬剤を放射。
初期火災の間に完全消火を行います。
スプリンクラーの場合
一般的な建物火災用の大火災消火システム
加熱すると開放・放水する感熱分解機構を備えた閉鎖型ヘッドのため、常時止水。
感熱部分を
さらに・・・
煙による被害拡大を低減
安全面も問題なし！消火薬剤はPHYSICS6.9の中性で刺激が極めて少なく安心！
スプリネックスなら、消火薬剤の経年変化も極めて安定。
（財）日本食品分析センターにより、消火薬剤が皮膚にかかったり目に入っても刺激や影響が極めて少ないと判定を受けています。
施設の状況に左右されない省スペースを実現します。
構造とシステムの主なる比較
| スプリネックス | スプリンクラー | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| パッケージ化されている | 付帯設備が多い | ||||
| 配管径最大34㎜ 空配管で軽量（2.43㎏／m） |
配管径最大114㎜ 充水され重い（20.9㎏／m） |
||||
| 小 | 設置スペース | 大（屋内外） | |||
| 小 | 建物への重量負担 | 大 | |||
| 小 | 維持管理コスト | 大（屋内外） | |||
| 不要 | 電気の不可契約 | 必要 | |||
天井全体を撤去するなど大掛かりな設備工事の必要がなく、天井点検口があれば１部屋２時間で設置可能。
維持管理も基本的にはワンタッチです。
ご覧の事例は、設置基準にもとづいて「スプリネックス」本体３台を設置したもので、部屋の広さに応じ３台の異なった系統を交互に配管し、その防護区間を各色で示しています。この配置により１系統の防護範囲２１㎡以下の区域の確実な消火と延焼防止を実現します。
スプリネックス系統図
入居者や患者さんへの負担を最小限に抑えられます！
スプリネックスの場合、配管は最大３４φと細い為、天井裏での配管が容易で、天井解体を最小限に抑えられるため、
施設のスペースをそのまま保つことができます！
スプリネックスは、ポンプ室・水槽・自家発電設備設置不要！ロッカー３台程度のみで省スペース化！施設内の景観を損なうこと無く導入頂けます。
導入期間中も経営負担が少ない！
スプリネックスは、大掛かりな設置工事の必要がないため、通常通り営業を行ないながらの工事が可能です。経営の邪魔になる期間を短くできます。
施設の高い安全性で他施設と差別化！
スプリネックスは、火災を即時消火するだけでなく大量の水による水害も最小限に！高齢者・介助が必要な入居者・患者様がおられる施設でも安心です。高齢化社会にも対応！
もしもの時にも、大事な資産を守ります。
スプリネックスは、大量の水を使わず安全な薬剤で素早く消火する為、消火による２次災害（水害）リスクが極めて低く、人命はもちろん大事なデータ、医療機器への被害も最小限に留めます。
社会福祉施設や共同住宅、病院を中心とした様々な施設で、平成28年3月までに2700件以上の実績があります。
| 設置年月 | 病院 | 社会福祉 施設 |
ストアー | 共同住宅 | 一般 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| H16. 9.迄 | 173 | 82 | 28 | 144 | 54 | 481件 |
| H25.7.迄 | 202 | 651 | 107 | 560 | 119 | 1,639件 |
設置実績
病院、診療所、社会福祉施設、旅館、ホテル、ペンション、スーパー、各種学校、研修所、図書館、飲食店、多用途テナントビル、神社、文化財
原因はタバコの不始末。被害は車椅子１台と壁や廊下が濡れた程度。数分消火が遅れたら壁から天井へと延焼し、煙の充満で大混乱となっていた。
当日、入院患者さん達も動揺することなく、業務も平常通り行われた。
一瞬のうちに消火したのには驚いた。周囲に延焼する前に消し止めたこと、薬剤の後始末にウエスやモップで拭き取る程度で後かたづけにも時間が掛からず、業務に支障なかった。大事に至らず本当に良かった。
当直の医院長が駆けつけたときには既にスプリネックスが鎮火。原因は放火とみられる。
素早く消火したため、損害は整理棚及びカルテの一部焼失とPCTに薬剤がかかっただけと軽微。
水損も少なく後始末が簡単に済み、翌朝から業務も平常通り行われた。
病院はカルテが財産で、これを失うことは病院が倒産するに等しく、もしスプリンクラーを設置していたら、焼失を免れたとしても水損で膨大な被害を被ったことが想像でき、スプリネックスを設置したことは大正解であったと思う。
神奈川県 有料老人ホーム火の気はないが現場に持込禁止の点火棒ライターがあったため、入居者自身の放火と推定される。
午前７時２０分、自火報とスプリネックス共に起動し、放射。
職員が消防署へ電話し、午前７時３２分消防車が発動。入居者や他の部屋への被害はなかった。
・早期に完全消化する事により人的被害はゼロです。
・さらに建物に対する損傷が軽微にとどまっております。
<pclass=”text160″>・避難の為に患者の介助が必要な有床診療所・病院について、スプリンクラー設備の設置基準の見直し
・消防機関へ通報する火災報知設備（火災通報装置）の設置基準の見直し
・消火器の設置基準の見直し
避難のために患者の介助が必要な有床診療所・病院とは？
| 有床診療所 | 皮膚科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽頭科、肛門外科、乳腺外科、形成外科、美容外科、小児科、産婦人科、産科、婦人科、歯科 以外の診療科名であるもので、４床以上の病床を有するもの |
|---|---|
| 病院 | 上記以外の診療科名があり、一般病床又は療養病床を有する病院 |
火災通報装置とは？
※火災報知器が作動したら、火災通報装置を経由して、所轄の消防署まで自動的に火災を知らせる連絡が入る様、自動火災報知設備との連動も義務化
施行日、経過措置
| 施行日 | 平成２８年４月１日 |
|---|---|
| 経過措置 | スプリンクラー設備 平成３７年６月３０日以後 設置義務化 火災通報装置 平成３１年３月３１日以後 設置義務化 |
罰則
消防法違反が原因で火災が起き死傷者が出た場合
| 違反者（個人の場合） | 懲役３年以下 ３００万円以下の罰金 |
|---|---|
| 違反者（法人の場合） | 懲役３年以下 １億円以下の罰金 |
|
業務上過失致死傷罪 |
|
放置リスク
高齢化が進んでいる現状では、高齢者の方の火災被害が増えている。又、高齢者の患者の方の、入院が長期化している。
病院・診療所内で火災が合った場合、高齢者が逃げ遅れるケースがこれからも出てくる可能性がある。
※グループホーム等社会福祉施設では、平成２１年４月にスプリンクラー設置義務化の法改正施工があり、平成２４年４月１日に経過措置期限が完了しました。
厚生労働省は、平成２６年度に面積１㎡あたり17,500円の補助金をスプリンクラー設置に対し交付することを決定しました。
【例】延床面積1,000㎡の有床診療所が、補助金を申請した場合
1,000㎡×17,500円＝17,500,000円
（スプリンクラー設置対象外部分を除かなかった場合）
※病院の延床面積と設置対象外部分の面積にもよりますが、補助金の範囲内で、スプリネックス設置を行うことが可能なケースもあります。
補助金申請から取得までの流れ
面積や建物により、補助金が高額を下回ることがあります。
→自己負担金が必要になる場合がある。
※延床面積１０００平方メートル以上にはスプリネックスを、延床面積１０００平方メートル未満には、水道連結型スプリンクラー設備をお勧めします。
工事期間中、作業員の出入りがあり、診療と患者様への多少の影響がある。
※基本的には、診療を行いながら工事を並行して進めることは可能です。
※工事の時間帯などは事前に打ち合わせして決めていきます。
※ホコリや既設建物への汚れなどには充分に気をつけて、養生などを確実に行います。
対象かどうかも、すぐ無料で調査致します！
岐阜県下最大の総合防災企業、5,000社以上の取引先とそれに関わる
約１０万人の「安心」を「（Thinkする）どころよりも深く考える」をモットーに、
消防設備の設計・施工から３０年以上の長期メンテナンス、さらに災害時の非常用品の提供まで行っている。
法令に絡む緊急性の高い内容
| 会社名 | アンシンク株式会社 |
|---|---|
| 代表取締役 | 林 雅浩 |
| 本社所在地 | 〒500-8289 岐阜県岐阜市須賀3-1-22 TEL:058-268-6801 FAX:058-268-6802 |
| 大垣店所在地 | 〒503-0022 岐阜県大垣市中野町2丁目4番地 TEL:0584-73-2568 FAX:0584-73-2567 |
| 事業内容 | 防災・防犯に関する販売・設計・施工・保守・管理・防災コンサルタントを行っております。 消火設備 消火器、屋内・外消火栓設備、スプリンクラー設備、水噴霧消火設備、泡消化設備警報設備 自動火災報知設備、ガスもれ火災警報設備、非常警報（放送）設備、漏電火災報知器、非常用メガフォン、サイレン避難設備 避難器具（救助袋、緩降機、はしご）、誘導灯、誘導標識、非常照明器具 ※煙感知器連動防火トビラ、排煙設備、連結散水設備、連結送水管、非常用コンセント設備 防犯設備 保安用品 消防署、団用品 地震対策資機材 |
| 創業 | 昭和29年4月1日 |
| 設立 | 昭和48年1月10日 |
| 加盟団体 | 社団法人 全国消防機器販売業協会 財団法人 岐阜県消防設備保安協会 岐阜県消防機器同業会 |
| 営業時間 | AM8:15〜PM7:00 |
| 定休日 | 日曜日・祝日・第二第四土曜日 |
| 建設業許可番号 | 岐阜県知事（般-13） 第200024号 |
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