もしもの為に、地震対策で徹底すべきこと
もしもの為に、地震対策で徹底すべきこと マンション管理者編
50人以上が居住しているマンションでは、防火管理者を定めて消防計画を作成し、定期的に消化・避難訓練をすることが消防法で定められています。計画に盛り込む対策は大きく3つに分けられます。50人未満のマンションでも、これに習って地震対策を進めておくと安心です。
【建物設備の確認】
大地震に伴う停電などでマンション設備が停止したり壊れることにより、二次災害が発生したり、避難の障害になることがあります。あらかじめ建物設備をよく確認し、震災時の利用方法、復旧方法を把握しておきましょう。確認する設備としては、エレベーター、ガスマイコンメーター、給水設備、浄化槽、非常灯、自家発電設備があります。
【避難方法の確認】
各戸からの避難方法、避難経路を確認し、管理組合を通して各戸に周知徹底することを努め、定期的に避難訓練を行いましょう。ひとりで避難することが困難なお年寄りや身体の不自由な方がいらっしゃらないか?を確認し、隣近所で協力して避難することも盛り込んでおきましょう。
【防災備蓄品の準備】
管理組合では、各戸で準備できない救助・救護用品を中心に備蓄を進めていきます。飲食料3日分は各戸中心で備蓄を進めるのが望ましいですが、購入や期限前の交換を忘れてしまいがちの住戸もあると考えられます。管理組合で、飲食料品購入をまとめて注文して、各戸に配布するような仕組み作りを設けるのもよいでしょう。また、管理人の飲食料備蓄は忘れないようにしましょう。備蓄品の保管場所や使用方法は各戸に周知徹底しておくことが大事です。以下は備蓄品の例です。
【救出・消火活動】
パール、はしご、ジャッキ、バケツ、ハンマー、ホース、のこぎり、手袋、防塵マスク、スコップ、ロープ、ヘルメット
【救護・搬送】担架、毛布、医薬品、救急手当用品、衛生用品
【建物応急処置】ビニールシート、ロープ、掃除道具、防水テープ
【その他】台車、ポリタンク、ゴミ袋、災害用トイレ、炊き出し用具、懐中電灯、無線機、乾電池、ヘッドライト、ガムテープ、カッター
もしもの為に、地震対策で徹底すべきこと 自治会・町内会編
災害が発生したらまず自分の安全の確保をし、次には、地域で協力して助けあうことが大事になります。そのためには自治会・町内会は何を準備しておけばよいのでしょうか?災害が発生した場合には、防災区民組織を中心に地域の皆が協力して、救出、救護ができるような準備をしておきましょう。
①地域に住んでいる災害弱者を把握する
健康な方はケガをしていなければ自力で避難することができますが、お年寄りや障害のある方は、一人で安全を確保し避難することが容易ではありません。このような方々を災害弱者と言いますが、地域に住む災害弱者を把握し、普段から連絡やつながりを持っておくようにしましょう。
また、いざという時の避難誘導の方法も共有しておきましょう。寝たきりの方や体が不自由な方は、担架や車椅子、ひもでおぶって避難させ、視覚・聴覚障害者への避難の伝達方法や誘導方法も練習しておきましょう。
②初期消火、救出・救護の準備をする
消防車や救急車がすぐに来るとは限りません。地域で協力して初期消火、救出・救護活動をする必要があります。消火器やバケツなどを使って迅速な消火活動にあたります。建物や落下物の下敷きになった人がいたら、声をかけながら協力して救出活動にあたります。
③共助活動に必要な資機材を準備する
①②の地域活動に必要になる資機材は、各自治体から交付されているなかで足りないものがあれば、地域に合わせて購入準備しておくとよいでしょう。町の防災訓練などで実際に利用して、点検をし、取り扱い方の練習をしておくことも大切です。
【情報伝達用】メガホン、携帯用無線機、携帯用ラジオ
→「メガホン、ライト」はこちら
【救出用】パール、はしご、のこぎり、スコップ、なた、ジャッキ、ペンチ、ハンマー、ロープ、チェーンソー
→「災害時・緊急時用 救助工具Lセット 22点収納」はこちら
【救護用】担架、救急箱、テント、毛布、シート
→「担架、救急セットなど」はこちら
【初期消火用】街頭用消火器、防火衣、バケツ、ホース、可搬式ポンプ
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