ペットにも災害対策を!
今回は「ペットの災害対策」について学んでいきましょう。
(一般対策計画 第3章 災害応急対策 第31節 愛玩動物等の救援 P210参照)
◆方針
災害発生時には、飼い主不明又は負傷した愛玩動物(一般家庭において愛玩等の目的で飼養 保管されている犬、ねこ等の動物)等が多数生じると同時に、多くの被災者が愛玩動物を伴い 避難所に避難してくることが予想される。 このため、逸走した動物による人への危害防止及び動物愛護の観点から、市町村及び関係団 体等と連携し、これらの動物の保護及び飼い主への必要な支援等を行う。
(以下省略)
皆様はペット飼われていますでしょうか?
災害が起こった際最初に行うことは、飼い主自身の安全確保はもちろんですがペットの安全確保も常に考えておく必要がございます。水や食料も用意して、避難所や避難ルートを確認しておくなど、ペットには基本的なしつけをして備えておきましょう。
そして、避難所においては他の避難者の中には動物が苦手な方やアレルギーを持っている方への特別な配慮が求められます。また、避難生活はペットにとっても大きなストレスになる可能性がありますので、ペットの行動も考えた十分な準備をすることが重要です。
災害発生時には、やむを得ずペットを残して避難したり、ペットとはぐれてしまう場合もあるため、保護された際に飼い主の元に戻れるように所有者明示をしておく必要があります。外から見て誰にでもわかるように首輪と迷子札をつけることもできますが、落としてしまう可能性があります。そんなときには、とれにくい確実な身分証明となるマイクロチップというものがあります。
マイクロチップとは15ケタの数字(個体識別番号)が記録され、マイクロチップリーダーをあてるとその数字が表示される。個体識別番号に関連づけられた飼い主情報を確認することで、飼い主を特定することができます。直径2mm、長さ12mm程度の円筒型で、動物の首の皮膚の下に専用注射器で挿入します。もちろん災害時だけではなく、迷子になった際にもご利用いただける便利なものです。
災害時にはご自身はもちろん、ペットも守ることが大事ですね。ただし、爬虫類などの野生由来の動物や飼育に許可が必要な動物には避難所での受け入れが難しい可能性があるので必ず緊急時の受け入れ先を探しておきましょう。
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