「各部屋の消防設備の管理について」
各部屋の消防設備の管理
企業において各執務室や会議室といった、部屋の消防設備の管理について少し触れてみたいと思います。
■消防設備は動かないと意味がありません
各部屋に設置されている消防設備としては、火災報知器、及びスプリンクラーです。
消防設備は災害時に動かないと意味がありませんが、毎年の火事においてスプリンクラーが作動せずに被害が大きくなった事例はあります。
従って、消防設備はあっても動かなければ意味がないものとなりますので、定期的に消防設備の点検が必要です。
■棚の上にあるものは全て撤去
企業内にあるロッカーや書棚の上に段ボールなどの保管物がある場合があります。
この場合、消防法などに抵触する場合があります。
例えば、ロッカーや書棚の上に段ボールがある付近に、スプリンクラーがあった場合、段ボールが邪魔をし、本来のスプリンクラーの能力を最大限に発揮できない場合があります。
また、地震による大きな揺れで棚の上の段ボールが落ちてきた場合、落ちてきたもので社員が怪我をすることや、避難経路が確保できず、人的災害が発生する恐れもあります。
棚の上などに段ボールや物をおいている場合には、即時撤去し別の場所へ保管するようにしましょう。
■防火管理者の明確化
企業において防火管理者を設置する必要がありますが、防火管理者になった際には事業所内の消防設備の位置を把握しておきましょう。
特に消化器や消火栓といった、初期消火に役立つアイテムの設置場所は日頃からチェックしておきましょう。
■まとめ
消防設備の管理監督は企業の責任ですので、常日頃からこれらの設備がしっかり動くことを確認しておきましょう。災害時に動かない消防設備は不要です。
そしてロッカーやラックなどには「家具転倒防止伸縮棒 KTB-60(2本1セット)」などを取り付けておくと良いかもしれません。
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